立体の見方を養おう!~埼玉県高校入試 数学の問題から

立体の見方を養おう!~埼玉県高校入試 数学の問題から

この春の埼玉県高校入試の各教科の所見が 発表になりました。

詳しくは、埼玉県立総合教育センターのHP 「平成25年度 入学者選抜学力検査」 の学力検査結果、に記載されています。

各教科について、所見が発表されていますので、興味のある方は見てみると良いでしょう。

 

ここでは、数学の所見から気になるトピックを紹介します。

 

この問題は、今年度の問題2(4) です。図形についての小問は今年も全体的に通過率が低くなっています。

通過率は21.5%、無答率は31.8%に達しています。

出来上がった三角錐が具体的に捉えられていないようで、誤答の種類も多くなっていました。

こういった問題では、どのような立体になるのか、どのような特徴があるかを、見いだす力が必要になってきます。

別紙を利用して、実際に折ってみると、底面や高さがどこになるかわかり、問題解決の糸口がつかめます。

今回の問題だけでなく、過去にも平面から立体へ、と図形の特徴を見いだして解決していく問題が出題されています。

紙を折ったり、展開図から実際に図形を作ったりして、頭だけでなく手も使う作業や活動を通して、

立体の見方を養っていくことの大切さを、トピックでは唱えています。

エール学院籠原校宮崎先生は以下のようにコメントしています。

「難しそうに見えても実際に組み立ててみると意外と簡単な問題が多いです。

ライバルと差をつけるチャンス!めんどくさがらずに挑戦してみよう!」