赤本
赤本(あかほん)は、世界思想社教学社が発行している、「大学入試シリーズ」の通称です。
主要教科の過去問が、「大学情報」「傾向と対策」「解答・解説」とともに収録されています。
なぜ「赤本」なの?
「赤本」という呼び名は1964年に表紙の色が朱色に統一されてから受験生の間で定着したものです。
それまで表紙の色は、大学によって青色や紫色など異なっていました。
赤本の発売時期と収録年数
赤本の発売日は5月中旬以降が中心で、毎年4月~11月頃にかけて、2013年5月現在全国375大学分刊行されています。
主要国立大学の場合は前期日程・後期日程や文系・理系などでそれぞれ1冊、規模の大きい私立大学の場合は、学部単位で1冊に分かれています。
収録されている問題の年度数は過去2年~10年程度です。以前は3~6ヶ年が主流でしたが、最近では約3ヶ年の場合が多くなっています。
特定の大学の特定科目のみを扱ったシリーズは、過去25ヵ年分をカバーするものまであります。
大学は設問ごとの配点を公表しないことが多いため、配点は掲載されていないことが多いです。
世界思想社教学社赤本ウェブサイト「akahon.net」にて、取扱いされている大学を検索することが可能です。
大学受験をするみなさんは、一度書店にて手に取ってみることをお勧めします。