2012年度埼玉県高校入試進路希望結果2

2012年度埼玉県高校入試進路希望結果2

このページでは各校の人気を見てみます。

全日制公立高校で希望倍率が2倍を超えたのは左の表の各校です。学科名がないものは普通科です。また、右は昨年です。

学校・学科数は減っていますが、1位・2位は昨年と同様ですが、トップの市立川越は一昨年が4.00倍、昨年が3.58倍でしたので、希望者の分散が進んでいるようです。

左の表の15校・学科のうち浦和南と新座総合技術・デザイン以外は昨年も2倍を超えていて、例年の人気校が上位を占めています。

逆に昨年2倍以上だった学校のうち、越谷総合技術・情報技術、蕨・普通、芸術総合・舞台芸術、所沢北、熊谷西・普通は、今年は2倍を切りました。

 昨年と今年の各校・各科の予備倍率(希望者数÷定員、定員はそれぞれ受験年度)を比較すると、コースを含む普通科では、大井、大宮光陵・外国語、越生、春日部東、栗橋北彩、鴻巣、児玉、児玉・体育、庄和、草加東、鶴ケ島清風、豊岡、飯能南、深谷、富士見、松伏、松伏・情報ビジネス、八潮南、吉川、和光国際、鷲宮、浦和南、大宮北、大宮西の倍率アップが目立ちます。

特に大宮光陵・外国語、児玉・体育、八潮南と吉川は上昇幅が大きくなっています。八潮南は人気が大きく上がっているようです。吉川も人気が上がっているようですが、1倍には届いておらず、希望者が増えても定員内に収まっています。大宮光陵・外国語、児玉・体育も1倍を切っていますが、この両校はもともと1クラス募集です。

 専門学科、総合学科では予備倍率が上昇している学校・課程が多くなっていて、専門学科人気を現しています。

熊谷農業・食品科学、同・生活技術、同・生物生産技術、杉戸農業・食品流通、秩父農工科学・森林科学、同・機械、同・ライフデザイン、鳩ケ谷・園芸デザイン、同・情報処理、浦和工業・電気・同・情報技術、大宮工業・機械、同・電気、春日部工業・機械、同・建築、川口工業・機械、同・情報通信、同・電気、川越工業・建築、同・機械、同・化学、久喜工業・情報技術、熊谷工業・建築、同・電気、同・土木、同・機械、同・情報技術、越谷総合技術・電子機械、狭山工業・機械、同・電子機械、進修館・工業系、新座総合技術・デザイン、同・国際ビジネス、同・・服飾デザイン、浦和商業・商業、同・情報処理、熊谷商業・情報処理、越谷総合技術・情報処理、鳩山・情報管理、羽生実業・商業、同・情報処理、深谷商業・商業、同・情報処理、皆野・商業系、八潮南・商業、同・情報処理、市立川口・国際ビジネス、市立川越・国際経済、鴻巣女子・保育、同・家政科学、常盤・看護、草加南・外国語、不動岡・外国語、大宮光陵・書道、越谷北・理数、松山・理数、芸術総合・映像芸術、川越総合、誠和福祉の倍率アップが目立っています。

特に下線部の各校は上昇幅が大きい学校、課程で、下線の中では浦和工業・電気、同・情報技術、川口工業・電気、川越工業・化学、新座総合技術・国際ビジネス、鳩ケ谷・情報処理、鳩山・情報管理、皆野・商業系、八潮南・商業、草加南・外国語、大宮光陵・書道、誠和福祉の予備倍率が大きくアップしていすが、それでも1倍を切っています。

ただ、浦和工業・情報技術を除いて1クラス募集です。規模が小さい学校・課程は人気の変動が大きく出るため、注意は必要です。

私立で併設中がないグループでは国際学院、栄北、狭山ヶ丘、秀明英光、昌平(内部進学は2013年度から)、細田学園、本庄第一の希望者増が目立ちます。特に国際学院、栄北、昌平、細田学園は大幅の伸びです。また、併設中があるグループでも大宮開成、埼玉栄、開智は併設中からの内部進学生増加を考えても、公立中からの希望者がかなり増加していると判断できます。

 さて、毎年のことですが、この結果を見て志望校を変える受験生も出ますし、今回の調査は公立各校の募集定員発表前の調査です。12月の第2回調査時点では、また変わった結果が出ると考えられます。