地域別、埼玉県公立高校入試情勢③

旧第3・4通学区域

旧第三通学区ではやや松山女子の人気に陰りが見られます。

川越方面に受験生が流れているのかもしれません。

前期の合格ラインは少し下がるかもしれません。

松山の理数・普通、小川、鳩山、滑川総合の人気に変化はなく、

前期の合格ラインは今春並みでしょう。

後期は他地区に流れた受験生が安全を図って戻ってくる動きが見られ、

小川と鳩山の合格ラインがやや上がるかもしれませんが、

松山は今春並みと思われます。第四通学区域では秩父の人気が低迷しています。

熊谷方面に受験生が流れているようです。

前後期とも、合格ラインが少し下がる可能性が見られます。

小鹿野は上記の通り、他校との間で志望校を迷うケースがあまり多くない

こともあって、今春並みの合格ラインになりそうです。


旧第5・6・7通学区域

旧第五通学区域では、本庄・児玉とも人気が安定しています。

前期の合格ラインは今春並みでしょう。

後期の本庄も今春並みになりそうですが、児玉は他地区に

流れた受験生が安全を図って戻ってくる動きが見られ、

少し合格ラインがあがるかもしれません。

旧第六通学区域では、熊谷、熊谷女子、熊谷西・普通とも

人気が安定して、前後期とも合格ラインは今春並みになりそうです。

熊谷西の理数はやや人気が上がっています。

上がっている、というよりも下がり気味だった人気が盛り返した、

といったところです。前期は若干合格ラインが上がる可能性もあります。

後期は定員がかなり少ないのですが、受験生が集中する気配はなく、

今春並みの合格ラインでしょう。

深谷第一は人気に変化がなく、前期の合格ラインは今春並み、

深谷は人気が上がっているようで、前期はやや上がるかもしれません。

両校とも後期は「絶対公立」の受験生が集まることもあって、

合格ラインは少し上がりそうです。総合学科の寄居城北は安定した人気です。

合格ラインは今春と大差ないでしょう。

妻沼はやや人気が低迷しているようです。

合格ラインは前後期とも少し下がるかもしれません。



旧第七通学区域では不動岡の普通、外国語とも文字通り人気は不動です。

合格ラインは前後期とも今春並みでしょう。

進修館・普通は昨年並みの人気ですが、同・総合や羽生第一、誠和福祉は

やや人気が下火のようです。

進修館・総合と羽生第一は定員減ですので、

前期の合格ラインは下がりそうもありませんが、

誠和福祉は可能性があるかもしれません。

後期では進修館・普通と羽生第一に、上位校に前期挑戦し、

不合格だった「絶対公立」の受験生が集まる傾向が出ていて、

合格ラインは少し上がるかもしれません。特に羽生第一は要注意でしょう。

昼間部定時制の羽生は人気に変化はなく、今春並みの合格ラインでしょう。